Hinako Journal

ヒナコ・ジャーナル(Over50な妙齢のヒトリゴトやオモウコト)

妙齢のひとりごと(エクラになりきれない私と髪の重さ)

髪がまとまらず収集つかない状態になっていることに気がついていたが腰が重く美容院に行けずにいた。その原因の一つに未だにココという美容院に出会えていないことがある。不思議といいなと思うと私から逃げていくようにお店が移転したり担当者が異動したりする。お店や担当者を追いかけるというのもアリかもしれないが、カラーまでするとほぼ半日かかるためできるだけ家の近くが理想である。

そういえば、美容院といえば子供のころはパーマをかけるわけではないのに「パーマ屋さん」と言っていたのが今考えると不思議である。美容院という呼び方も気になっている。間違いではないとは思うがヘアサロンというのが正しいのだろうか。しかし「今日ヘアサロンに行く」というのは何となくくすぐったい感じがして「美容院に行く」になる。

話を戻すが、急に髪を切りたくなりネットで発掘した美容院でカットとカラーを予約した。どれだけ切るかは決めていなかったのでヘアカタログを長い時間見つめていた。モデルさんが美しいので似合っている髪型が私に似合うかは別問題であるが、似合うと信じて10cmほど切りくびれた感じのスタイルをお願いした。長さを変えるのはとても久しぶりでハサミを入れバサバサと毛が下に落ちていくの同時に頭が軽くなり髪の重さは頭と首と肩に負担をかけていたことに驚く。

美容院といえば雑誌であるが、最近ではサブスクのマガジンサービスを利用しているところが多くipadを渡されることが多い。ファッション誌を読もうと思い、éclat(エクラ)というアラフィフ女性向けの雑誌を開いた。正直とても眩しかった。掲載されいてる洋服やジュエリーなどの値段もそうだが、モデルさんの一つ一つの着こなしやポーズ、写真写りなどが現実のものではないのではと思い、改めて私はエクラにはなりきれないのだと実感した。

若いころ私はモデルのSHIHOさんになりたいと思い、彼女の洋服の傾向や美容法などをマネしたことがあった。もちろん地が違うので努力だけではSHIHOさんにはなれなかったのはみんな知っていることだと思う。そのSHIHOさんがエクラに登場しており、相変わらず綺麗でその頃の情熱のようなものを少し思い出した。しかしSHIHOさんのようになりたいとという願望ではなく私のままバージョンアップしたいと思えるようになったのは、私は私のことが好きなのだと思う。そんなことを思いながらカットとカラー、シャンプートリートメント、仕上げが終了した。

仕上がりがとても良く、美容師さんがとても親身に髪型や色を検討いただき満足したので、次回も利用しようと思った。これで美容院ジプシーは終わるのだろうか。