Hinako Journal

ヒナコ・ジャーナル(Over50な妙齢のヒトリゴトやオモウコト)

あのころの自由研究を思い出す

自由研究は、たいていどこの小中学校では夏休みの宿題とされていて、子供というよりも親のほうが「どうするの」と不安になるパターンが多いものだ。私もその一人で息子が夏休みになるとなぜか私のほうが胃が痛かった。

なぜかネットで挙がっているような大掛かりな工作ものを作成しようとする。「大丈夫なの?」と尋ねても「大丈夫」という。どこにその「大丈夫」の根拠があるのだろうか。木材やら道具やら必要な材料を購入するが、購入したことで満足しそこから一向に進まない。紙などで下書きをするのかと思いきや、そのまま木材を切り始める。寸法もなんとなく適当である。ネット上で挙がっているを参照して作るものなので、最初の下書きの部分からすべて自分で行わなくてはいけない。 あまり口出すのもどうかと思ったので、もう少し様子を見ていると、ノコギリの使い方も相当あやしい。このままではどうやっても出来上がるわけがなく親が登場して何とかするといったことが続く。 完全に親の自由研究である。

かつて自治体で行っている自由研究の優秀作品展示会を見に行ったことがあった。展示されている作品をみるととても素晴らしい作品ばかり展示されていたが、どう考えても小学2年生がこんなもの作れるわけがないといったような作品が8割くらい。 優秀作品を選ぶ方もわかっていて選抜するのだろうと思う。

あのころ自由研究を完成できなかった息子は、今や社会人となってしっかり責任を持って仕事をしているようだ。

▼息子が小学生のころ作った作品

 

 

今週のお題「自由研究」