Hinako Journal

ヒナコ・ジャーナル(Over50な妙齢のヒトリゴトやオモウコト)

妙齢のひとりごと(かっぱえびせん)

やめられない、とまらない かっぱえびせん

で、有名なカルビーのかっぱえびせん。しかしそれほど頻繁に購入するものではない。好きなんだけれどその隣に美味しそうなポテトチップスがあれば、ついそっちをカゴに入れてしまう。 かっぱえびせんってそんな存在だ。 1964年に誕生。私よりも年上であることに安堵する。かっぱえびせんは子供のころからおやつにでて美味しく食べていたものの、垢抜けたおやつではなかったからか正直うれしくなかった。「かっぱえびせん」というネーミングと、あのいかにも「和」というか「古いイメージ」を感じるパッケージが子供ごころには響かなかった。 その後「サッポロポテト」「サッポロポテトバーベキュー味」が発売されたことがとても嬉しかった。特に「バーベキュー味」が発売されたときはなんて画期的で美味しいお菓子が発売されたのだと心が踊ったことを思い出す。たぶん、パッケージがかっこよいものに憧れていたのだろう。 大人になるまで「かっぱえびせん」を食べることがほとんどなくなった。

先日、お昼をたらふく食べたものの、袋が開いた「かっぱえびせん」が目の前にあり一本だけと思いながら口にした。子供の頃に食べた懐かしい味のままだった。さりげない塩味でエビそのもの香ばしさを感じるが一本だと物足りない。味が濃くないからなのだろうか。もう一本食べないと気がすまない。その繰り返しで袋の中に手を突っ込んでしまうことをやめられなくなってしまう。

そしてもう一つやめられなくなる理由が「手が汚れるから」なのではないだろうか。かっぱえびせんにまぶされたパウダーで手が汚れ、どうせ汚れるなら次も食べようーーー。その連鎖が「やめられない、とまらない」につながるのではないかと思う。一本一本食べる際に、都度手を拭いたり洗ったりしたら、やめられない、とまらないはなくなるだろう。 そうやって気がつくと一袋食べきってしまう。 その時の後悔は何とも言えない。しかし美味しかったのだ。だから明日は健康的に過ごそう。 といっても、つい口だけになってしまう意志の弱さを直したい。